介護度の進行を遅らせるために必要な介護予防とは

高齢化が進行している昨今、介護を必要とする高齢者の数もかなり増えてきています。そんな中、介護予防についても注目されるようになってきました。

介護予防とは、高齢者が要介護状態にならないように、また要介護状態をこれ以上悪化させないように、さらに要介護状態を軽減していくこと目的にして行うものを言います。
例えば、今までの食生活を見直して栄養面から改善していくことや、体操やレクリエーション、そしてリハビリテーションなどを通して運動能力低下を防止していきます。

また、口腔機能の向上のために、「物を食べる」「十分な唾液の分泌を促す」「人と話をする(会話する)」「豊かな表情を作る」ことを意識し、毎日の生活の質が高まるようにケアをします。
介護予防は、介護状態にならないように予防することですから、この対象となる高齢者は自立していて健康な人と、要支援1〜2の認定を受けた人になります。

すでに介護が必要な状態となっている人は、介護度の数字が低い時からケアをすることで状態が悪くなることを防いだり、進行を遅らせることができると判断された人が介護予防サービスを利用できることもあります。
介護予防は、今日からでもすぐに始められるものもあります。自分でできそうだと思えるものがあれば、それから取り組んでみると良いでしょう。

自分でするよりも介護予防サービスを受けに行きたい場合はまず介護認定調査を受け、要支援1〜2と認定されれば受けることができます。
認定を受けてケアマネジャーを決めるようにしましょう。