地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターが資格認定を行っている介護予防運動指導員資格は、5日間、計31.5時間の講義を受講し、さらに修了試験の合格を経て資格取得ができます。さらに資格取得後には3年おきの更新が必要です。
地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所では、介護予防に携わる人材育成の要請事業が行われています。
今後ますます高齢化が広がる日本も介護現場にとって、大きな役割を担っています。
介護予防運動指導員の合格率はおおよそ80%〜90%といわれていますが、資格取得講義を受講するためには医師や保健師、理学療法士、はり、きゅう師などの国家資格を持っている事が条件となります。
また講義・試験内容には介護予防に関わる様々な情報が組み込まれており、介護予防概論や行動科学特論、介護予防統計学といった基礎となるものから高齢者へ向けた筋力向上のトレーニング実習など、資格取得後の介護の仕事でも大変役立つ内容となっています。
2021年からは、講習の一部をeラーニングで受講することも可能になりました。
受講資格がある専門職の方であれば、比較的気軽に挑戦する事ができます。
介護予防運動指導員の資格取得後は、病院やリハビリセンター、老人ホームや介護施設などの医療、介護現場ではもちろん、身近なスポーツクラブやフィットネスクラブでも得た知識を発揮して活躍できます。
特にこれからの介護業界では介護予防はさらに大きなテーマとなっていくことが予測されますので、社会的にさまざまな場所で需要の高い資格といえるでしょう。